【Baked Crinkle Reversible Skirt】 総丈80cm〜90cm
¥22,000
なら 手数料無料で 月々¥7,330から
「1枚で2枚分、価値あるリバーシブル」
“ベイクド・クリンクルシリーズ”をリリースしてから約4年
大変多くのお客様にご愛用頂いており
スタッフ一同大変嬉しく思っております。
デニム、染め(カラー)、ペイントなど“ベイクド・クリンクルシリーズ”“で多数のアイテムを制作してきました。
「1つの生地との出会い...」
”リバーシブル“を制作するにあたり1枚の生地で表裏を表現する事が絶対条件でした。
そのため、タテ糸とヨコ糸の組織構成が”カギ“
だなと...。
RIVER MAILの思い描いている生地を探しながら何年も経っておりました。(もちろんその間に気になる生地はありましたが実現しませんでした。)
「そんなある日」
生地屋さんとの話の中でタテ糸がインディゴ、ヨコ糸がブラックという生地が浮上しました!
なぜその生地に反応したかというと
生地の織り組織+ヨコ糸がポリエステルのブラックだったからです!
コレはとても珍しい生地で、わざわざポリエステルのヨコ糸をブラックに染めた糸を使用しています。(西の産地でポリエステルを使うこと自体が珍しい)
ですので、すぐにベイクド・クリンクルヨコ糸ブラックを制作しました!
URL
「たまたま」
ヨコ糸ブラックのスカートを加工している時に
ふと、裏側を見るとある事に気づきました。
「裏側は黒だな...」
当たり前でしょw
と
ツッコまれそうですが
実はソコが重要で、気づきってヤツです。
リンゴがなぜ落ちるのか?ぐらいの発見でしたw
裏が黒に見えるという事は織り組織がサテン織に近いという事。(表裏がハッキリしている)
という事は
長年あたためてきたリバーシブルにできるかも!?
「ここからが問題」
リバーシブルにできるかも!?
かも!?
じゃあできませんw
そもそもリバーシブルにするなら表裏が違うカラーじゃないと成立しないし、楽しさもない!
リバーシブルの裏側が全てブラックではおもしろくない×
そこで...
ダメ元で生地屋さんに問い合わせてみました。
「白×白の同じ生地はありませんか?」
(通常、白×白は需要がそこまでないから作ってないだろうな..)
問い合わせた結果
白×白が少しある。と
「あるんだ...」
(て、ことはRIVER MAILにリバーシブルを作れって言ってるんだな!←誰が?)
「染めの難しさ」
白×白の生地が多少あった事でサンプルが制作できる!
馴染みの染工場へ持って行き、やりたい事を説明しました。
担当は理解を示しましたが、今はこの手の染めができないとの回答...
なぜ...?
「ポリエステル染の難しさ」
いつも取引きして頂いてる染工場の担当者はとても真面目な方なので1-10まで説明してくれます。
信頼のおける担当者からの言葉に耳を疑いました。
「ムリです...」
実はポリエステル染めには2つの方法があります。
①高圧釜での染め
②キャリア染色
いつも取引きさせて頂いている染工場は②のキャリア染色でポリエステルを染めています。
近年、ポリエステル染めの需要がない為
染色に使う助剤をストックしていないと...。
キャリア染色の場合は温度が上がらないため助剤を使用することで色の浸透を手助けします。
そのため①の高圧釜よりも多くの助剤が必要となります。
助剤のストックがない(厳密に言うとあるけど使用できない。要するに時間が経ちすぎて助剤の効果が無くなった状態という事でした)
「助剤を買ったら解決?」
ここ2-3年は特に物価上昇が激しく、皆さま周知のとおりほぼ全てのモノが値上がりしています。染工場で使用する助剤や染料も例外ではなく当然値上がりしており、なおかつ購入する際のロットも増えています(5kgで購入できていたモノが10kg、20kgじゃないと購入できないイメージ)
西の産地にポリエステル染めをメインで仕事にしている染工場は皆無です。
スポット的に入る仕事に何十万もかけて助剤の購入をするわけもなく。
前述した通りの回答となった訳です...
RIVER MAIL でも助剤の負担をすると担当者に掛け合いましたが、時代が違うと一蹴されました...
あと少しでリバーシブルができそうなのに。
変わったコトをやろうとすると何度も壁に当たるものだな。
東北の産地なら合繊に強いから染める工場があるにはあるだろうけど...
その時はなぜか気が進まず。
できれば岡山でやりたいな...
けど、そもそも高圧釜を持っている工場が少ない。(あるにはあるけど、とんでもない量を言ってくるw東北も結局、物量がハンパじゃない。)
何日か悩みました...
ふと、
以前働いていた時にお世話になった染工場を思い出し、あそこならできるんじゃない?
と。
あ、
もしかしたら高圧釜持ってたかも!?
記憶が曖昧すぎてわからない。
(10年以上前の話。)
「とりあえず会ってみる」
聞いてみないと分からない。
と言うことで
以前、お付き合いのあった染工場の社長さんを訪ねるコトに。
挨拶もそこそこに本題へ...
「社長。高圧釜って持ってましたっけ?」
「あるよ!」
(えー!やっぱり記憶が合ってたわ)
「今も使ってますか?」
(ここが重要!使ってなかったら動かない可能性もある。)
「使ってるよ〜」
(よし!)
「実はこういったアイテムを考えてまして、
染めて欲しいのですが!」
「やってみよう!」
東北でもなく馴染みの染工場でもなく、
過去に一緒に仕事をしていた染工場がRIVER MAILの新しいアイテムに命を吹き込んでくれるコトとなりました!
「ここまで来ればあと少し」
とにかくビーカー(色見本)がないと話にならない。
表と裏のカラーを考えてビーカーを取る!
「ビーカーとは」
生地の混率や重さによって染める液体の量が変わってくるため、指定の生地で指定のカラーを染めるコト。(染め見本)
今回のRIVER MAILの生地は混率がコットン60%,ポリエステル40%の生地。
白のコットン糸と白のポリエステル糸をどちらも染める“ニ浴染め”と言われれる
とても技術のいる染めとなっています。
コットンは反応染料と呼ばれるオーソドックスな染料で染めることができます。
「問題はポリエステル。」
ポリエステルは分散染料と呼ばれるポリエステル専用の染料で染められます。
要するにコットンとポリエステルを別の色に染めるために2回染め工程を行います。
単純に普通の染めの2倍の労力が必要です。
(厳密に言うと途中にリダクションクリアリングという工程が入るため3倍の労力を必要とします。)
“二浴染め”が終了→“ベイクド・クリンクル加工”を施し、ようやく“リバーシブル・ベイクド・クリンクルスカート”の完成となります‼️
2つの染工場の協力によってようやく完成した
“リバーシブル・ベイクド・クリンクルスカート”
皆さまに楽しんで着用していただければ幸いです。
通常のクリンクルスカートの魅力はそのままに、リバーシブル仕様で進化。
表と裏、まったく異なる2つの表情を楽しめるから、コーディネートの幅が倍に広がります。
表はコットンの柔らかなカジュアル、裏はポリエステルの艶が映えるシックな顔で
その日の気分に寄り添う、二面性のある一枚です。
軽やかなクリンクル加工で動きはしなやかに。
ウエストはゴム仕様でストレスフリー。
それでいて、縦ラインを美しく見せるシルエットはRIVER MAILならでは。
旅先に持って行けば荷物を減らせて、1枚で2スタイルのコーディネートが楽しめます♪
FREE size
ベルト幅:4.0cm(ウエストゴム)
ウエスト:60cm-102cm
ヒップ:140cm
総丈:80cm,85cm,90cm
重さ:約300g
(一般的なデニムは約1kgありますので1/3以下の重さです。)
color: Viridian×Olympia Blue(ビリジアン×オリンピアブルー)
cotton:60%
polyester:40%
made in japan(kojima)
※モデル身長163cm(総丈90cm着用)
※裾の処理は加工によるシワ感を出すためオーバーロック仕上げとなっております。
※裏地はついてません。
※商品画像は撮影時の光や角度により、実物の色味と異なって見える場合がございます。
※撮影はサンプル品を使用しており、表示のサイズ感も実物とは若干異なる場合もございますので、予めご了承ください。
※生産時期により色・サイズ感など多少異なる場合がございます。予めご了承ください。
※1点1点シワ加工を施すため、時間と手間のかかるアイテムとなっております。予約という形を取らせていただきますが1日でも早くお届けできるよう頑張る次第です。
※予約商品のため注文キャンセル・返品対象外です。ご了承の上ご予約ください。
※お洗濯方法
裏返してネットに入れて、弱水流で短時間洗濯後、脱水。
裏返して日陰で吊り干し(ボトムハンガーで)
洗剤は中性洗剤を使用してください。













